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医師監修記事 美容と健康に多面的な効果を発揮する
プラセンタ

化粧品やサプリメントで、気軽に手に入るようになったプラセンタ製品。
原料の「胎盤」は母体内の受精卵を赤ちゃんにまで育て上げる組織として、計り知れない力があるとわかっています。

あまり知られていないようですが、

実は、プラセンタの薬理作用は
医学的に認められているほど実力があるもの。

プラセンタ療法は、肝炎や肝硬変、更年期障害などの疾患では健康保険も適用される治療法です。
プラセンタの原料である胎盤の「細胞を育てる力」には、皮膚の新陳代謝の促進や、体質や肌質の改善も期待できます。
そのほかにも、免疫力アップ、活性酸素の除去、抗アレルギー作用、ホルモン調整など、
非常に多くの薬理作用があると考えられています。


優れた保湿力で肌細胞の修復をサポート

健康増進や美肌に効果があるとされるさまざまな成分の中で、
プラセンタが特異的なのは、

「細胞増殖因子(グロスファクター)」が含まれていること。

細胞増殖因子は体内にのみ存在し、組織修復のために働くもの。
例えば擦り傷や切り傷などケガをした時には、血液や体液とともに傷口に集まって、新しい皮膚を作るために働きます。
また、細胞増殖因子は、ケガだけでなく日焼けやひどい肌荒れの時にも働いて、皮膚の生まれ変わりを助けます。
ただし、外から塗布したプラセンタが、皮下深くまで浸透して細胞増殖因子として働くわけではありません。
肌荒れに効果があるのは、プラセンタ独特の保湿効果によるもの。

さらに、プラセンタの保湿成分はアミノ酸や脂肪酸、ムコ多糖など、
肌への親和性が優れている成分で構成されています。

ワセリンや美容オイルのように化粧崩れの原因にならず、しっかりとバリア機能を発揮しながら 、
肌の再生をサポートすると考えられているのです。

敏感肌こそプラセンタ化粧品がお勧め

細胞増殖因子をたっぷり含んだプラセンタを利用して、
美しくみずみずしい肌を作るためには、

体の中と外の両方からアプローチするのが、より効果的。

化粧品では届かない体の奥にはサプリメントを、
肌の表面はプラセンタ化粧品でしっかり保湿して、皮膚の新陳代謝を助けてあげましょう。

しっとり&ぷりっとした肌を育てる

小さな細胞を大きく育てる胎盤の力を、美容や健康に生かそうと作られたプラセンタ製品。
その可能性をまとめて確認してみましょう。

サプリメントとしてのプラセンタが美肌や健康に良いとされるのは、
原料の胎盤にホルモン調整作用や細胞修復作用、血行改善作用があると考えられているから。

薬として直接治すのではなく、
体が自力で改善するように働きかけるのがプラセンタの効果です。

その結果、新陳代謝が活発になり、血行が良くなることでシミやクマが薄くなったり、
しわっぽい肌がふっくらしたりと、みずみずしい肌に導かれるのですね。
また、「ベタつかないのにしっとりする」のが、プラセンタ化粧品の保湿効果。
肌なじみの良いアミノ酸をたっぷり含んで油分が少ない、化粧崩れしにくい成分だから、
プリッとした肌を保ちながら皮膚の生まれ変わりを助けます。

お肌の荒れている人や老化が進んでいる人ほど効果を実感しやすいのも、
プラセンタ化粧品の特長のひとつ。

サプリメントも化粧品も、使い続けるうちに肌や体調が改善するから、ベストコンディションを保ちやすくなるはず。

この記事を監修した医師

玉城有紀先生

玉城 有紀 先生
溝の口駅前皮膚科 医院長

帝京大学医学部卒業、日本医科大学武蔵小杉病院卒後、臨床研修センター研修医。
東京女子医科大学皮膚科学教室入局し、町田市民病院皮膚科勤務。
平成24年皮膚科専門医取得、平成26年溝の口駅前皮膚科を開院。